教員不足の現状
「明日から学年合同で授業を行います。」
とある中学で、今月から産休に入る先生がいて、その代理が見つからず、2クラスずつあるこの学校では、その教科は2クラス合同で多目的ルームのような部屋に集まり、授業を行うことになった。
ただでさえ、なり手が不足していて、採用試験の倍率が低くてニュースになる今の時代。
本当に、目の前で足りない現状の具体例が起こった。
産休の先生代理の講師がいないのだ。
ほんとうにいない。
急に募集をかけたわけではもちろんない。
5月ごろからずーっと募集していた。
方方に声をかけたが、見つからない。
そしてこんな事例が、至るところで起こっている。
他の先生にしわ寄せが行く。
休む先生も、感じる必要のない責任を感じてしまう。
何も心配せずに、出産に向けて頑張って欲しいのに。
そして、先進国の中で教育に対する予算が低すぎる国、日本。
米百俵の精神を、今こそ見直すべきだ。
人は宝。人材が最大の財産。
教員が崩壊しないように、魅力ある職業・職場を作っていこう。
そしてみんなで声をあげよう。
この現状が少しでも改善されますように。